1996-05-30 第136回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第1号
それで、今後どういうことになるかということでございますが、現在、こういうような売れ行きになっております理由でございますけれども、我々の見ますところによりますと、まず計画外流通米、この流通米が、結局、保管料とかあるいは金利、そういった負担を避けるために早売りをしてきております。米穀年度の前半で早売りをしておるという状況。
それで、今後どういうことになるかということでございますが、現在、こういうような売れ行きになっております理由でございますけれども、我々の見ますところによりますと、まず計画外流通米、この流通米が、結局、保管料とかあるいは金利、そういった負担を避けるために早売りをしてきております。米穀年度の前半で早売りをしておるという状況。
それから、さっき言いました雑誌の早売りというような協定ですね。一般的に行なわれている、雑誌は同一地区で同時に発売するという協定でありますが、こういうようなことを破っているのが現実なので、この点はやはり弘済会としてもこの協定は厳守するように、監督官庁として指導していただきたいのであります。
週刊雑誌を駅で売っておりますが、これが全国的な協定を破って約束の期日より早売りをやっている。これは雑誌発売日励行に関する協約というのがあるわけであります。
週刊雑誌なんというのは、確かに早売りを一定のところでやられると混乱が起こるわけです。そういう点で結ばれた協定なので、これを弘済会だけがかってに早売りをやるということになると、これは業者の反発を受けるのは当然なんです。この点は十分調査して、しかるべき措置をとっていただきたいのです。 もう一つは、弘済会が直接の事業というのじゃなくて、弘済会自身が出資されていろんな関連事業を持っておられますね。
そうすることによってその一つの現われとして出て参りましたことが、いわゆる早引き、早逃げ、そうして政府に早売り、こうした言葉がはやりました当時、手持ちの繭をどんどんと生糸にして、短操をやれというのに短操もへちまもあったものではないということばかりにどんどんそれを糸にしてしまいまして、そうして政府に売りつけております。
結局これは、今年の政府のいわゆるデフレ政策のしわ寄せというものが一番先に農村に出ておるのであつて、結局農家が経済的な一つの理由から、早売りをしておるということがわれわれには認められるのであつて、決してこれは豊作によるところの買上げの状況というものが非常に順調に進んでおるということではないと思うのであります。そのことを考えた場合においては、結局麦作等においても東北地帯の減収は最終的には顕著である。